99.7.3-5 奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻


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99.7.3-5 奄美大島 (奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻)

 徳島のシーカヤックショップの尾崎さんに誘われて、奄美の奄美大島と加計呂麻の間の大島海峡 で行われるシーカヤックマラソンに出場してきました。誘われた時には奄美大島、シーカヤック、 レースという3つのキーワードしか知らないままに参加することを決めたのですが、案内が送られ てき、概要を聞くと結構真剣なレースなのでした。どう真剣かというと約35kmを漕ぐレースで、 取材の人も来ているし、かぶりものをしておちゃらけで漕ぐ人もいないのです。

99.7.3 奄美へ

 レースに参加するためには奄美の大島海峡までゆかないといけないのですが、奄美は沖縄より遠 く感じるのです。飛行機の所用時間は大阪から那覇空港が約2時間に対して、奄美空港までは1時 間50分位で若干短いのですが、直行便が沖縄が10便強に対して奄美が1便だけで乗継便も4、5 便しかありません。さらに、那覇は空港から市街まで10分ほどですが、奄美は市街(名瀬)まで 1時間かかります。土曜日朝から出発して名瀬に着いたのが2時半、さらにバスを乗り継ぎ大島海 峡に面する街古仁屋に着いたのは4時頃でした。沖縄であれば、金曜日の夜の飛行機で那覇に行け るので半日分ぐらい損をしたように思えます。

 古仁屋で先に着いていた人々と合流し宿に移動しました。夕御飯は鰹のさしみ、魚と豆をあえた 大島独特のもの、貝と魚の造り、海老と貝の網焼き、鶏飯(けいはん)という多彩で量のあるもの でした。鶏飯はご飯の上に鶏肉をほぐしたものと錦糸卵や海苔をのせ鶏のスープ(鶏がらではなく 丸ごと使うようです)をかけたもので、鮭茶漬けならぬ鶏スープ漬けのようなご飯です。その後一 部の人が釣りに行くというので見に行きました。一緒に行った浅井くんがいきなり赤く目の大きな 魚をあげ、「奄美きんめだい」と命名しました。

99.7.4 Seakayak marathon race in Kakeroma

 準備を整えカヤックに乗り込みます。このときに「選手」の我々は艇を運ばずボランティアの人 に乗り込む場所まで運んでもらうのです。このへんも「本格的」なレースを感じさせるのでした。と ころが乗った時点で肩が痛いのでした。木曜と金曜に力仕事をし、肩が痛くなっていたので養生を していたのですが、完治しないままレースを迎えることになってしまいました。(レースの結果に大 きく影響する事なので以降読み進むときはこのことを忘れないようにしてください)

 開会の挨拶を聞き、スタートしました。2人艇は10分前に出発していたので、1人艇ばかり約 120艇が一斉に出発します。出発して100mほど進んだ時点で、後ろは5艇ほどしかいません。 最初から最後尾を漕ぐことになりました。途中集落ごとに通過地点と上陸地点のチェックポイント が設定されていて、通過地点では集落の人々が声をかけて応援してくれたり、太鼓(地域の祭りに 使う太鼓のようでした)で応援してくれたりし、力づけられるのでした。そして歓迎されているの だなあと感じうれしくなるのでした。上陸地点では、地元の人がつくったおにぎりやお茶をもらい 元気をつけて次の地点をめざすのでした。そして水中を覗くときれいな珊瑚礁が見え、水上でから カヤックを漕ぐのをやめて潜りたくなるようなきれいな海でした。ここまでではバラ色のようなシー カヤックマラソンなのですが、実はひとつ難点があります。35kmを自力で漕がないといけない のです。35km漕ぐということはしんどいのです。進むに従って肩もどんどん痛くなってきて、ス ピードも落ち、いつリタイヤしようと考えながら漕ぐ状態になってゆきます。チェックポイントで


99.7.3-5 奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻


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地元の人が応援してくれると元気づけられて、よしもうひとつ進もうと思うのですが、少しすると 肩の痛みが気になりだしリタイヤしたくなります。ところがリタイヤするには地元の人が待ってい るチェックポイントで上陸する事になるのですがそこに近づくと元気づけられてもう一つ進んでみ ようと思うのでした。そんなことを繰り返していると非常にしんどいながらもゴールに着くという ことになります。完漕できたのは間違いなく応援してもらった成果だと思います。ただ応援しても らってもしんどいものはしんどかったのでした。

 結果はほぼ最後尾を漕ぎ完漕しました。タイムは6時間42分22秒(トップの人の3時間12 分56秒の2倍強です)1人艇総合順位(1人艇全ての中で)完漕103艇中102位でした。リ タイアは多くなかったようなので、出場艇の中でもかなり下位でしたが完漕できたのがうれしかっ たのでした。

 宿で着替えて、役所の人の挨拶を聞き、表彰式を見て、地元の人や沖縄から招待された人のアト ラクションを見てこのイベントは終わりです。このときも、選手席なるものがあり、選手は食事や 飲み物が無料で、ここでも街に歓迎されているなあということが感じられうれしく思いました。カ ヤッカーと地元の人が敵対しているということをよく聞くのですがこういう関係がいろいろなとこ ろで成り立てばいいなあと思います。基本的には相手を嫌っているのではないと思うのですが、 ちょっとしたことや集団で行動するがために目立つ点が引き金になり嫌いあっていることが多いよ うに思います。またアトラクションにはエイサーやネーネーズのコンサートがありしっかり踊った ことはいうまでもありません。


99.7.3-5 奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻


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99.7.5 大阪へ

 本当に奄美にいたのはシーカヤックマラソンをしているときだけで、朝のバスで奄美の中心地名 瀬に向かいます。名瀬では、奄美島唄のCDを買い、反物屋でいい大島紬を見せてもらいいろいろ な話を聞いているうちにあっという間に日1本の直行便の時間になりました。

 大阪に戻り、空港バスで阪神高速を通り大阪駅に向かったのですが、バスが異常に急いで走って いる様に見え、交差点に自動車が詰まっているのをみると、少し滑稽に見えました。そんなに急い でも結果はほとんどかわらないのにと思ったのですが、2、3日もすれば僕もそういう人に戻って いるのでしょう。奄美のリズムは受け入れやすい良いリズムでした。

1999奄美シーカヤックマラソンin加計呂麻の記録