99.6.6 永富家にてお茶会99


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99.6.6 竜野の永富家住宅で行われたお茶会に行ってきました

 昨年のあやめ会はニーゼルさんが席主をつとめられたのですが、今年のあやめ会はニーゼルさ んが主客のとして出席されるので、うしろについて出席させていただきました。

 今年の席主は、岩崎さんで本を出版されたり、お茶事の写真集に採り上げられるお茶数寄な方 です。今回のテーマは「時弊慨嘆(じへいがいたん)」とのことです。

 寄付、待合の順に拝見し濃茶席に。床には一休禅師の墨跡が飾られていました。この墨跡が時 弊慨嘆の偈文とのことです。大変力強い墨跡です。席主の岩崎さんが入られ「初にお目にかかりま す岩崎でございます。お会いでき光栄です...」(若干違うかもしれません)という挨拶から濃茶席が はじまりました。僕はニーゼルさんから岩崎さんのことをよく聞いていたので、面識のある方だと 思っていたのですがこの席で初めて会われたということでした。互いに名前を知ってから10年ほ ど経ったとのことです。お茶は人との出会い、道具との出逢いがおもしろいといいますが、ニーゼ ルさんと岩崎さんの感動的な出会いに同席させていただいたのです。素晴らしかったのですがこの 感動は居合わせないと感じられないと思います。すばらしかった。(ひつこいですね)

 濃茶席の釜は古芦屋の霰釜で大切に使われてきたようできれいな釜なのですが、長年使われて きた深さも発している釜です。

 薄茶をいただき、食事をいただきたのしい一日を過ごさせていただきました。

 待合いの軸は、皇帝にまちがいと提言した官吏が地方に左遷され雪山を越えて行くという中国 の故事を描いたものでした。濃茶席の軸は当時禅寺として最も力を持っていた大徳寺には光(仏?) が見えない、そして(素晴らしい)人はいないということを書かれたものでした。現在が世紀末の とんでもない状態であるの事を憂い選ばれたとのことです。(岩崎さんの挨拶文を引用すると「.... 一休禅師の、当世室町仏教の堕落を怒る激しい筆勢の墨跡を置き......折しも世紀末の現世は、一休 禅師今在らば目をむいて叱咤されるであろう、さらに激しい混乱の末世である」とのことです) 過 去を省みて、時代・世の中に流されずに自分なりの正しい方向に進んで行かなければならないと助 言していただいているように感じました。

写真は後日追加します