96.12.20 再開発と住民の賛成


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96.12.20 再開発と住民の賛成


大阪の友達が家を建て替えようとしたら、再開発の地域に指定されているので「家を建ててはならない」ということになってしまったそうです。
僕のあまり評価していない「再開発」という建築プロジェクトにあたってしまったことと、知らないうちに役所の計画が進んでいる(再開発にかかってしまう)、役所の見事な手法について愚痴を書きます。

ぼく自身は最近の再開発と言うのには反対です。最近のとつけたのは、再開発された駅前はどこの駅かわからないぐらい同じで(バスターミナルとモニュメントとスーパーとなんとかホールがある)独自性がなくつまらないように、個性を殺して画一化させることしか行政ができなくなったいるように見えるからです。昔の(と僕が思っている)再開発は、長屋の間の人しか歩けない道を自動車が通れるようにするのが目的だったようで、今行われている住んでいる人は望んでいない広い歩道と広い道を作り、通過しやすくする目的のものとは少し違うように思います。今でも人しか通れない道を単に拡幅するだけであればそんなにみんな反対しないと思います。

友達のところでは再開発の説明会は一度だけあったそうですが、
>>隣の隣の隣のおっちゃんは行ったそうですが、「いつかそんな日が
>>来るのかな」という認識しかしていなかったそうです。それで住
>>民の同意を得たと市は言ってたそうです。
僕の会社は43号線沿いにあるので、「43号線の将来に関するアンケート」というのがきました。説明会も1回だけありました。アンケートは各質問に10こぐらいづつ答えが用意してあり、その内の1つまたは複数を選ぶと言うものでした。これがなかなかくせ者で、どれを選んでも僕がしてほしいことや、理想的な姿だと思うことは含まれず、どれを選んでも役所が実行したがっている項目しかないように思えました。住民がどう選んでも、役所は自分のしたいことを住民の要望に基づきすることができるというなかなか頭を使った技を見せてくれるのです。当然選択肢の最後はその他(10文字ぐらい)という項目があり、僕はそこに書かざるを得ない訳ですが、僕の意見は他に少数意見もいくつかありましたと表示されるだけです。
阪神高速神戸線の不要論など、いろんな考え方があると思います。少なくとも新聞にはいくつか載っていましたし、新聞に掲載されない(したくない)ような意見も多く聞こえてきますが、そういう選択肢はありません。(僕は仕事で43号線沿いにいるので阪神高速は大変便利ですが、住んでいる人には住宅地の真ん中の巨大な国道と、やかましい高速でしかないように思えますが....) 役所がしたいこと(もしかしたら役人がしたいことかもしれません)の中からしか住民は選択肢を選べないという状態は異常だなと思いましたし、日本国中いろいろなところでこのようなことが行われているのではないかとさえ思えます。

こうやれば自分の意見を、みんなの意見(住民の総意)にすることができるという例
 僕がこれはただ事ではないと思った、
「43号線沿道街づくりのためのアンケート結果」
の一部を転載します。(国道43号線兵庫県沿道整備協議会(後述)が発信した文章です)
回答率34%4177件
質問1〜5は省略(見たい方にはければFaxまたは郵送します)
質問6 国道43号線沿道まちづくりにあたって、あなたはとくにどのようなことが必要と思われますか。
選択肢1(約40%) 道路内の緑地帯の整備
選択肢2(約40%) 沿道環境防災緑地の整備
選択肢3(約35%) 沿道南北の通行の円滑化
選択肢4(約25%) まちづくり協議会等によりまちづくりを進める
選択肢5(約20%) 沿道にふさわしいルールづくり
選択肢6(約20%) 土地の交換等を促進し沿道にふさわしい土地利用
        にしていく
選択肢7(約3%) その他(特にコメントなし)
---解説(僕の偏見です)---
選択肢1は既に実行中の事業です。
選択肢2は物理的には選択肢1と同じでしょう
選択肢3南北の道路が広くなるの?(どういう目的かわかりません)
選択肢4は道路をどうするのかではなく沿線をどうにかするということですよね
選択肢5は我々に規制がかかるのだと思います。道路に規制をかけたらいいのに
選択肢6では強制的な立ち退きもあるかもしれません。
選択肢7はその他の意見には興味はない? 表に出したくない?
 他の質問(質問1〜5)もなかなか手強い質問ですが、この質問が一番やるなと思わせました。役所はこの住民からのアンケート結果をもとにいろいろなことをするのでしょう。確かに住民からのアンケート結果ですが、役所の意見以外認めないようなアンケートでは、民主的な結論は得られないのだと思います。この結論に予算がつくと我々住民は喜ぶはずなのですが、本当に喜んでいるのは役人と建設業者のようにさえ思えます。

国道43号線兵庫県沿道整備協議会とは
 兵庫県、建設省、阪神高速道路公団、
 兵庫県警察本部(前記の兵庫県には含まれてないのでしょう) 
 神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市
で作られた「道路づくり協議会」?
 沿道を整備したいグループと言うよりは、沿道整備を理由に建設工事をしたいグループまたは、沿道よりは車の道路を大切に思っているグループのように思えます。役所と独立した民間の団体(役所にくっついた団体はあると思いますが)で考え方でもつくればもう少し「沿道」のための計画が立てられるように思いす。43号線訴訟があり、環境には先進的なはずの43号線でもこの程度なのです。