96.6.6 自然破壊の輪廻
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96.6.6 自然破壊の輪廻
"な"さん(大学では前にある研究室に所属し1年先輩、会社では1番はじめに配属された部署の1年先輩)から、尾瀬のコメントが来ていました。それに対する僕の返答を含めて横流しします。
"な"さんの発言
雪の尾瀬 読後感
うらやましいと感じるとともに,自分の生活を見直すものにしたいと感じた次第です。日本の自然を壊しているのは,地方の土建業者とそれに仕事を回している政治家/官僚たちなのです(なのですが,それがなければ仕事がなくて困るという地方の兼業農業の実体もあるのですが・・・・・)。
たとえば,
スタート → 砂防ダムを作りまくる
→ 砂が海に行かないので,砂浜の減少が
起こり海岸線が少しづつ陸に近くなる
→ 道路際まで波がかぶるので砂が海に取
られない,あるいは消波のためテトラ
ポットを海に入れまくる。
ということは日本中のどこでも見られる光景ですが,砂防ダムは本当に必要なのでしょうか?自然の営みとして,川が海に砂を運ぶという極めて当たり前のことを私たちはやめさせ始めているのです。
そして,砂防ダムを作ってもテトラポットをいれても損をするのは,自然を失った私たちで特をするのは土建業者とその周辺の人たちなのです(彼らも最終的には困るのだと思いますが)。わたしも何をどうすればこんなに愚かなことがやめられるのかいまのところわかりません。しかし,なにかしなければ変わらないのも確かです。何かしなければ,何かしたいと思いつつすでに何年かたってしまいました。こうして年を取るのはいやなので今年こそは真剣に考えようと思います。
松本の発言
砂が減ることに対して野田知佑氏はこのように言っています。
南の島(沖永良部島)の場合
スタート → 山の木を切るor山を切り崩す
→ 雨が降ると砂が流れ出す
→ 海が濁る
→ サンゴが死ぬ
→ サンゴの死骸すなわち海岸の砂が減る
→ 護岸工事をする。
→ 潮の流れが変わりさらに砂が減る
吉野川の中流の場合
スタート → 洪水が起こる、水道水(だったと思う)が必要
→ ダムを造る
→ 川が汚れる
→ 川の水をそのまま使うことができなくなる
大雨の時は最高放出量以上の放水をし下流が
洪水に近い状態になる。
少し関係ありませんが
→ 下流の治水のために河口堰をつくる
地方自治体(主に県)が行うレクリエション施設の場合
→ 川で遊ぶ人が増える
→ 川で遊べるように親水公園
(岸をコンクリートで階段状に固めたもの)
→ 階段から落ちると危ないので柵を作る
→ 水にさわることができなくなる
川底も固めるため生物がいなくなる
→ どぶ川になる
本で読んだのだと思います誰の解説か覚えていません
大井川の場合
スタート → 洪水が起こりやすいのでダムを造る
→ 川の(通常の時の)流量が減り流速が遅くなる
→ 川底に砂(泥)がたまる
→ 川底があがる
→ 洪水が起こりやすくなる
→1 護岸を高くする →「川底に泥がたまる」からくり返し
→2 ダムを造る →「川の流量が.....」からくり返し
この場合1回ダムを造ればいくらでも仕事を作り出すことができ役人+土建屋には好都合なパターンです
野田氏によるとダムを造ると、水温が下がり、砂がダムに沈殿し泥だけが流出するので、岸、川底が泥だらけになる(沼化する)。きれいな川にしか住めない生物は絶滅し、泥の中でもいきることができる生物のみが繁殖するので川はさらに汚れる、とダムを造るとダムの上流の村が水没するだけでなく、下流の自然が壊されるのだそうです。ダムを造ると上流の自然がなくなることにしか目が行かなかったのですが、下流がだめになるとのことです。
河口堰の場合、水を分けることにより真水と塩水が混ざるところに住む生物のほとんどが死に絶えるうえ、河口堰の上流、下流それぞれ2〜3kmの川底までコンクリートで固めるため、ほとんどの生物はその一体に住めなくなるそうです。
とりとめのない話でしたが、日本という国はみんなで税金として金を出して、選挙で自然をつぶす計画を立てる人を選び、国民みんなで自然をつぶすているのです。自分もそれに関与し、そこから抜け出せないところが一番悔しく思うところです。